自分が活躍したい子

自分が活躍したい子
 
「今日俺10点も決めた〜!!」
運動神経が良く、自分だけで楽しんでしまう子いませんか??
 
 体育の授業は運動が好きな子にとっては活躍の場であり、自分ができて満足してしまう子もいます。
 しかし、そのままの様子で授業を続けてしまうと周りの子がどんどんつまらなくなってしまい、体育を嫌いになってしまいます。
 そんな運動が得意な子が周りの子と上手に関わりながら楽しく参加できるよう授業を工夫してみました。
 
1 できることを認めてあげる
 自分が活躍したい子は「俺はできるんだぞ!」ということを認めてもらいたいという思いがあります。あえて言葉にし、「あなたが上手なのは知っているよ。」と伝えてあげることによって満足感を得られ、周りを見る余裕が生まれてきます。
 
2 行ってほしいプレーを積極的に褒める
 仲間を生かしたり、チームに貢献したりしたプレーを出来る限り褒めていきます。「〜さんがパスしてくれたから、みんなが得点できたね」のように声をかけると、周りを意識できるようになります。また、ゴール前に走り込んでいてもパスがもらえなかった子も積極的に褒めることにより、パスがもらえなくてもできている。という感覚を持つこともできるようになります。
 
3 ゲームのルールの工夫
 苦手な子にも活躍の場を作りたくなるルールの工夫を行います。初得点5点制やパスの回し方などを指定し、ゲームのルールに制限をつけてあげることで自然とチーム全体で頑張ろうという空気になるかもしれません。
 運動が得意な子の目標を「自分が活躍する」から「チームで試合を楽しむ」に変えてあげたいと思っています。
 
 運動が得意な子も苦手な子も一緒に行う中で、得意な子の良いところを生かしながら、全員が楽しめる授業になったら素敵ですね。

UD体育 ~ユニバーサルデザインの視点からの体育授業づくり~

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