新しい単元、新しい領域。
大人も子どももドキドキ、ワクワク。
早くやりたい!すぐに動きたい!!
そんな中...浮かない顔をして固まってしまっている子
いませんか?
T「ほら、楽しいよ!やってみよう」
C「・・・。」
T「やってみなくちゃ、わからないよ!」
C「え・・・。」
T「まずは、やってみよう!!」
C「・・・無理。」
T(ふう、やる気がないなぁ...。)
こんなこと、ありませんか?
・・・それって、本当に「やる気」の問題でしょうか?
こういうときは、私たちの「見方・とらえ方」を広げてみましょう。
①恐怖心が強い場合
その原因になるものを「取り除いて」、安心して取り組めるようにしてあげたらどうでしょうか?
(具体的には鉄棒や跳び箱の周囲にマットを敷く、補助具を用いる、接触が減るようなルールの工夫等が考えられますね。)
②見通しがもてない場合
活動の内容やルールを「分けたり減らしたりして」、見通しをもちやすくしてはどうでしょうか?
(並び順を工夫して、先にやる子の活動を見られるようにするといった配慮もいいですね。)
③他のことに気をとられてしまう場合
活動内容を「ゲーム化」してみたり、「ストーリー化」してみたりして、夢中でやってみたくなるものにしてみてはどうでしょうか?
(視覚に訴える資料提示の工夫をしてみたり、温かで前向きな声掛けの回数を増やしたり、アイコンタクトで注目させるといった配慮も大切ですね。)
④自分の気持ちや考えを整理するのに時間が
かかっている場合
教師があえて「間違えて」 みたり、課題を具体的に「選んで」みたり、ポイントを「合言葉」 にしてみたりして、気持ちや考えを整理しやすくしてみてはどうでしょうか?
(側に行って気持ちや考えを汲み取ってあげたら、その子も私たちも思考が深まるということも あるか もしれませんね。)
様々なしかけを取り入れたり、配慮をしてもうまくいかない場合は、無理させず「今はこんなものだ」と 見守ってあげることも大切かもしれません。
表面的な子どもの様子だけにとらわれず、様々な「見方・とらえ方」を働かせて子どもたちの笑顔を引き出せるようにしたいですね。
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