勝ち負けにこだわりすぎてしまう子

バスケットボールの学習で…
「負けた!もういやだ!やりたくない!」(どこか遠くに行ってしまう・・・)
そんな勝ちに負けにこだわりすぎてしまう子はいませんか?
 本来、「勝ちたい」と子どもが思うことそのものは決して悪いことではありません。しかし、勝ち負けにこだわりすぎてしまい、周りの友だちの活動を止めてしまったり、自分にとって運動がつらくなってしまったりするケースがあります。
 つまずきの原因の1つに、シンプルにこれまでの生活経験の中で、「勝ち負けの経験数が少ない」ということが挙げられます!
〈アプローチ1〉
 教室の内外、教科を問わず、日頃の教育活動で、勝ち負けのあるゲームを小刻みに行うことで、勝敗を受け入れる練習を行います。
(ジャンケンゲーム、リレーゲーム、競争ゲームなど)
〈アプローチ2〉
 怒っている自分を客観視させます。
棒人間に吹き出しを書き、「これが今のあなただよ。」と伝えます。それに対して困っている友だちも横に添え、吹き出しを足して「こういう風に友だちが困っているんだよ。」と伝えます。
そうすることで、自分の姿を絵に表して客観視することができ、冷静に自らの行動を見つめることができます。
 教育活動の中で、友だちとけんかをしてしまった時などにも活用できるアプローチです。
次回は「鉄棒運動に消極的な子」です!

UD体育 ~ユニバーサルデザインの視点からの体育授業づくり~

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