準備や片付けが大変で活動時間が短い…どうする?

「準備や片付けが大変で活動時間が短い・・・どうする?」
 
「早く準備をしなさい」「運動する時間が短くなるよ?」よく耳にする言葉ではないでしょうか?
 
体育では、用具を使うため、どうしても準備や片付けに時間がかかってしまう時があります。子どもがたくさん活動できるようにするにはどのようなことを意識すればよいでしょうか?
 
①すでにあるものを使う
 運動をする上で、すでにあるものを使うことは準備の時間を大幅に短縮することができます。例えば、ラインを引くときには、すでにあるラインやトラックのロープなどを活用することができます。どうしてもない時は、必要最小限で事前にポイント打っておくと、そこをつなげるだけで準備の時間を短縮することができます。また、学校にある壁や鉄棒などは準備をする必要がないので有効活用すると活動時間を伸ばすことができます。
 
②授業内容をシンプルに
 授業であれもこれも行うと、どうしても移動や説明の時間が長くなってしまいます。そうならないように、授業で何を学んでほしいかを明確にしておく必要があります。学びが明確になると何が必要で何が必要ないかが見え、説明や移動の時間を減らすことができます。
 
③学年で内容をそろえる
 小学校では、体育の時間が学年で続くことが多いと思います。そこで、単元が始まる前にどのような単元構成にしていくかを話し合っておくことが大切です。活動がそろうと、ラインや用具の準備が学年で1回で済み、活動時間の確保につながります。単元前に時間をとることが難しい学校もあるとは思いますが、20分話し合うだけで、準備にかかる時間を減らすことができることを考えると内容をそろえることは非常に重要です。
 
他にも、集合のさせ方や整列のさせ方など、効率よくマネジメントするためのポイントがあります。
マネジメントをしっかりすることで子どもが笑顔で活動できる時間を増やしていきたいですね。

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