第11回　オンライン学習会報告

　令和3年度 第11回 オンライン学習会 5月の学習会では、御多様の中、約80名の先生方にご参加いただき、厚く御礼申し上げます。

  今回は「NG体育を回避せよ ~授業作りの基本のキ~」について、UD体育代表である結城 と、事務局の手嶋・安武から提案させていただきました。

　 NG体育を「あぶない」「つまらない」「できない」という3つに分類し、提案の中で何がNGな のかを皆様と一緒に考え、授業を見直す機会とさせていただきました。 「あぶない体育」では、跳び箱を置く位置を調整することで助走距離を短くしたり、走り幅跳 びで跳んだ先にケンステップを置くことで、動線をつくるなど、場や用具やルールを整えることで あぶない体育を避けられることを共有しました。 「つまらない体育」では、鉄棒運動を例に、児童の手本をもとに見せながら説明することでわ かりやすくなることと、慣れの運動でじゃんけんを取り入れたり、チームで競わせたりと、ゲー ム化をすることでつまらない体育を避けられることを共有しました。 「できない体育」では、体づくりのダブルダッチを例に、できたを細分化することや、器械運 動などで補助や協力による「できた」を認めていくことで学習意欲を高めていくことを実感でき るということを共有しました。 また、前回に引き続き、アドバイザーとしてUD湘南の上條先生をお招きし、今回の実践を「特 別支援」と「学級経営」の視点から見てどのような良さがあるのかお話をいただき、理解を深め ることができました。

   様々な場所から、多くの先生方にご参加いただき、活発にチャットを通じてご意見やご質問を いただけたことで、よりよい学びとなりました。今後も、皆様と一緒に学びを深めていければと 思います。

 

　 次回は、6月26日(土)20時~21時30分でオンライン学習会を開催する予定です。 「ゴール型って何を教えれば良いの?」「得意な人しか活躍できていない。」先生方も、子どもたちも困り感を持っているゴール型の授業の作り方を紹介していきます。多くの先生方のご参加をお待ちしております。