並ぶのに時間がかかる…どうする?


 学習の内容をシンプルにし、準備も時間がかからないようにしたけれど、学習の流れの確認や動きのポイントの確認のために子どもたちを集めると予定よりも時間がかかってしまう…こんなことはありませんか?
  子どもたちが困らずに集まるために、「整列」と「集合」の2種類の集まり方を共有することで、効率よく時間を使うことができます。子どもたちと一緒に2つの違いを確認します。
 
1 「整列」
 決められたチームごとに列を作って並ぶこと。A,B,C…など。それぞれの番号を決めておくと、並ぶ順番やゲームに出る順番も明確になり、子どもたちが困ることがさらに減ります。1時間の初めに課題、場やルールを確認するときには「整列」します。
 
2 「集合」
 列は作らずに、教師の前方に集まります。最近では、少し間隔をあけて、話が聞ける位置に集まるようにします。縦や横に広がりすぎると、声が聞こえにくくなってしまうので注意が必要です。1時間の途中に思考する場面を作るときや全体で共有したいポイントがあるとき、学習のまとめをし終わりのあいさつをするときなどに「集合」します。
 
 体育の学習だけでなく、校外学習や遠足などでも「整列」「集合」の合図で、素早く集まることができます。何のために集めるのかを考えながら使い分けてみましょう。
 素早く集まってきた子がクラスのためになっていることを伝えると思いやりのある行動が増え、だんだんと素早く集まることができるようになっていきます。

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