ネット型で…
「〇〇さん、セッターのところに動いて!」
「…。」
と、どこに動けばいいか分からず困ってしまう子は少なくないと思います。
その子は、おそらく「セッターのところ」や「パスができるところ」のイメージが
持てていないのではないかと考えます。
また、要求している子とのイメージのズレも予想されます。
〈アプローチ1〉
いて欲しい位置にマーカーなどを置く
セッターの位置になる場所やゲーム中にいてほしい場所にマーカーを置きます。
そうすることで、「青のマークに動いて!」「黄色のほうに行って!」などと、
子どもの言葉がけがより具体的になり、どの子にも理解しやすくなります。
〈アプローチ2〉
場面を分けたゲームをし、具体的な言葉で共有する
攻守がすぐに切り替わるゲームで、その場の状況に応じて
適切な位置に移動することは簡単ではありません。
そこで、メインのゲームに入る前に、ネット型ならトスからアタックをするゲームをします。
ここでポイントになるのは、学習したことを言葉でまとめ共有することです。
トスは、ネットの近くがいいか離れたところがいいかを投げかけ、
アタックのゲームをします。そして子どもたちに聞きながら、
「ネットの近く」という言葉を共有していきます。
そうすることで、「ネットの近くに動いて!」という明確なアドバイスが生まれ、
それを言われた子とのイメージのズレも軽減できます。
次回は、「どうしても集団に遅れてしまう子」です。
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